列に並べないネパール人【並ばない?並べない?】

今日は、列に並べないネパール人の性質について書いてみたいと思います。

※画像は記事内容には関係ありませんが、画像なしは寂しいので、手持ちのネパールの風景を写真を載せてみました。(カラパタールから見たエベレストの写真です。奥の黒い山がエベレスト)


割り込みは普通のこと


ネパール人は列に並ぶことができません。割り込みは普通のことです。他人を押しのけてでも前に行く、先を急ぐ、とにかく前に!これは、ネパール人の性質そのもの!


これは、運転でもそう。とにかく割り込み運転をするし、「隙あらば前に!」が基本姿勢です。


買い物のレジもそう。並んでいるのに、それを無視して、割り込んできます。ちなみに、それを店員さんはそれを注意しません。


子どもの滑り台とかもそう。割り込みます。2~3才くらいの子どもが滑り台の階段を一生懸命上っているのに、小学生くらいの子が小さな子を押しのけて、突き飛ばして前に行く。これは普通の光景です。



ネパール人が列に並べないのは視野が狭いから?


ネパール人は列に並ぶことができません。人を押しのけてでも、前に行こうとします。


日本人からすると、「なんでそんなことをするのよ?並べば良いのに」と思うことがたくさんあります。


では、なぜネパール人は列に並べないのか。これは私の私見たっぷりなのですが、理由は2つあると思います。


1つ目は、並ぶという教育を受けていないから。「並びましょう」という教育を彼らは受けていません。カトマンズで生活している今の大人たちは、子どものころに「並びましょう」と、親や学校で教わっていないと思います。


村の生活なら、並ぶ必要もないですし、カトマンズも20年以上前はもっとのんびりしていたはずですし。


2つ目の理由は、ネパール人は視野が狭いんです。本当に狭い!「どこ見てるの?」と思うほど視野が狭い。


たとえるなら、「思い込んだら一直線!」という感じ。


例えば、運転。「進まなくちゃ!」


例えば、レジ。「お金払わなくちゃ!」


例えば、滑り台。「遊びたい!」


もう頭の中が、こういうことに支配されているので、ほかのことが見えなくなっているんです。


「またまた大げさな!」と思うでしょ?大げさではありません。ネパールに住む日本人は、みんな「ネパール人って見えてないよね。」とか「視野狭すぎ!」と言っています。


うちのネパール人の夫も、以前はスーパーのレジで割り込んでいて、私に「ちょっと!」と注意されていました。今はさすがに割り込むことはなくなりましたが。


「なんで並ばないの?」と訊くと、「見えなかった」とのこと。ネパール人は、視野が狭いので、並んでいる人が見えないんです。だから、並べないんですね。



並ばないことが世界的なスタンダードなのか?


こんな感じで、ネパール人は列に並べないんですが、悪気はないんです。だから、割り込まれた時には、「ちょっと、列に並んでください!」というと、ハッとした顔をして、「ソーリー」と言って、おとなしく列に並ぶ人も少なくありません。


でも、「列に並んで」と言っても、ニヤニヤして列に並ばない人もいます。そういう人にはブチ切れます!


といっても、本気でブチ切れて文句を言っても、外国人の立場は弱く、周囲の人はみんなネパール人の味方をして、さらにストレスが溜まるだけなので、日本語でブツブツ文句を言うだけなんですが。。。



う~ん。私がネパールに来たばかりの頃よりは、きちんと並ぶ人が増えているとは思うんですが。


日本人がマナーが良すぎるのか、ネパール人が悪すぎるのか。どっちが、ワールドスタンダードなのか。世界最大人口の中国人も並ばないって言うから、ネパール人のほうが世界標準?


たとえ、並ばないことが、ネパール人の振る舞いが世界のスタンダードでも、私は絶対に並びたいし、娘にも「割り込んではいけません。並んで順番を待つのが当たり前です!」と教えたい。


いつも思うんですけど、日本人とネパール人って対極にいる気がします。なんでそんな国に住むことになったのか、人生は不思議で仕方がありません。。。