タメルの道がボッコボコな理由【タメルには水がない!?】

今日は、現在のタメルの道がボッコボコで未舗装状態になっている理由についての記事を書いていきます。


カトマンズには水がない!


現在、カトマンズの道路、タメルの道路はすべて掘り返されています。この理由を説明するためには、まずはカトマンズの水事情を説明しなければいけません。


カトマンズは超・超・超水不足!!!我が家の地域は6月~1月までは5日に1回程度水が来ます。2月から雨季に入るまでは一切水が来ません。


日本人からすると「はぁ?」ですよね。でも、水が来ないんです。水不足だから。


我が家は6月~1月は節水すれば何とか水は足りる状態。2月から雨季まではタンカー(給水車)を呼んでまかなっています。


カトマンズの中でも地域によっては水がある程度は来るんですけど、中心部は水が豊富に来るというところはあまりないのではないかと思います。近所に政府系有力者、もしくは水道局の有力者がいると、水を優先的にくれるそうなんですが。。。



カトマンズ市内を掘り起こす理由


そんな水事情を改善するために、現在カトマンズ市内は去年の秋ごろからあらゆる道路を掘り起こしています。


なぜなら、メラムチの水が来る予定だから。メラムチという場所にダムが完成するそうで、それでカトマンズ市内への水の供給量が飛躍的にアップする予定なんだそうです。


そして、その水を各家庭に配給するために、道路を掘り起こして、水道管を埋めているんですね。


「ちょっと待って!水道管を埋める?今まで水道管、なかったの?」という疑問を持ったあなた。その通りです。


カトマンズ市内、水道管が通ってないところはたくさんありました。タメル内はほとんどなかったんじゃないかなぁ。だから、みんな掘り起こして、水道管を埋めているんです。




アスファルトをはがして(まぁ、もともと半分剝げていたようなものだけど)、水道管を埋めました。たぶん、タメルのほとんどの地域、カトマンズのほとんどの地域で水道管が埋められたと思います。


でも、まだアスファルトで舗装はしません。ボコボコの未舗装のまま。掘り返した状態のままです。


もう、タメルやらカトマンズ市内をスクーターで走ると、お尻が痛くて痛くて。「オフロードか!」と心の中で舌打ちをしつつ、舗装されていない道路をスクーターで走る。


日本なら、「いや~、この道はスクーターは無理でしょ」と思うような道路でも、スクーターで走る。


だって、走らないとどこにも行けないんだもん。どこの道もボッコボコなんだもん!まぁ、水道管を埋める前から、ボコボコのところは多かったんですが。



キレイになるのは最低でも秋以降?


なんで、水道管を埋めたのに、まだ未舗装のままなのか。それは漏水チェックをしていないから。メラムチのダムはまだ未完成なので、漏水チェックができないんです。


だから、そのまま。漏水していたら、また掘り返すのが面倒だから。


おかげで、カトマンズ市内はとても埃っぽいし、雨季がくればドロドロになります。そして、水で土が流れて、さらにボッコボコになっていく。。。


漏水チェックができるのは秋ごろとの噂ですが、果たしてどうなることやら。漏水チェックが終わったら、アスファルトで舗装できるのかも疑問だし、そもそも本当にメラムチからの水が来るのかも疑問。


水が来て、道路がきれいになってくれたら、本当に助かるのですが、どうなることやら。予定は未定のネパールですから、過度な期待は禁物ですが、水と道路はやっぱり期待してしまいます。特に水!!!